ブラシマチエール機能を使うと、現在のブラシにトーン(テクスチャ)パターンを合成することによって、 ブラシに多彩な質感を加えることが出来ます。
ブラシに合成するパターンは、マチエールウインドウで トーンの一覧から選択します。
マチエールを有効にするには、 マチエールウインドウの左にある「トーン設定ボタン」部分にある □ をクリックして チェック を付けてください。
チェックを付けてマチエールを有効にすると、ブラシ形状に指定したトーンが合成されるようになります。
水彩ブラシでのデフォルトトーン適用例。 左から 「網目」+ 外周、「☆」+ 全体。
マチエール機能では、描画するたびに、 トーンを参照する位置がランダムに変更されるため、 ブラシ描画に非常に多彩な効果が加わります。
わざわざ特別なパターンを用意しなくても、 単純なトーンを設定しただけで意外に効果があります。
マチエールには、次の2つの合成モードがあります。
ブラシの縁をトーンでぼかすような効果があります。 (ペン先の中心にある一番濃い部分をそのままにして、 外周の濃度の薄くなっている部分にのみトーンを合成します。)
用紙にテクスチャを付けるような効果があります。 (ペン先の濃度分布に従って、ペン形状全体にトーンを合成します。)
外周モードでは、ペン先の濃度の薄い部分にのみトーンが適用されます。 このため、ペン先が平坦で周囲に薄い部分がないと、トーンを適用しても効果がありません。